デュアルチャネル車両ループ検出器

ユーザーマニュアル

バージョン 1.00

1. はじめに

駐車場および車両アクセス制御アプリケーション用に特別に設計されたデュアルチャネル車両ループ検出器ベースの検出器。検出器の主な機能は、路面下に埋もれたワイヤループを通過する車両によるインダクタンス変化によって車両の存在を検出することです。

ユニット前面のスイッチの位置を変更することで、さまざまなモードが選択されます。検出器発振器は、検出器に接続されたループ間のクロストークの可能性を排除するために多重化されます。スイッチは異なったループ頻度の設定、感受性の設定およびモード設定を可能にする。

ユニットにはリレーの設定に対して、いくつかの初期選択可能なオプションがあります。

出力。

PD-230はエンクロージャの前面に視覚的な出力(LED)を提供し、エンクロージャの背面にある11ピンコネクタの交換接触をリレーします。電源LEDは、ユニットに電源が供給されていることを示します。以下のチャネルステータスLEDは、車両がループ上に存在し、ループに障害がある場合を示しています。プレゼンス リレーは通常、フェールセキュアであり、車両の検出またはループの障害で閉じますが、電源障害がある場合は閉じられません。

2. 技術データ

3.設定の選択を切り替える

3.1 周波数スイッチ

周波数スイッチは、番号1と2の下位2つのスイッチです。周波数選択は 2 つあり、次のように設定します。

ループ2周波数:SW1 OFF - 高、オン – 低

ループ1周波数:SW2 OFF - 高、オン – 低

周波数スイッチは、スイッチの位置に応じてループ周波数を高く、または低くシフトすることができます。ループの周波数はループサイズによって決定され、スイッチの周波数は単にループの周波数シフトを引き起こします。

複数の検出器を使用する場合、検出器間にクロストーク(干渉)がないことを確認するために、検出器を設定する必要があります。これは、2つの検出器のループが十分に離れて(隣接するエッジ間の約1〜2メートル)離れた場所に配置され、検出器が異なる周波数に設定されていることを確認することによって達成することができます。一般的に、最大インダクタンスを使用してインダクティブループに接続された検出器は、最低周波数で動作するように設定する必要があります。ループインダクタンスは、ループサイズ、ループの回転数、フィーダー長さが増加するにつれて増加します。

スイッチの選択が変更されると、ループの周波数が変化し、検出器をリセットする必要があります。

3.2 感度

検出器の感度は、出力を生成するために必要なインダクタンスの変化に関して検出器を選択的にすることができます。4 つの感度選択があり、次のように設定されます。

CH1SW6 SW5

CH2SW4 SW3

オフ - 高

オンオフ - 高

オフオン - 低

オン - 下

3.3 自動感度ブースト

自動感度ブーストは、検出器の検出されないレベルを変更するモードです。

このモードはエンクロージャーの前面のスイッチ 7 によって選択され、次のように設定されます。

SW7

オフ - 無効

オン - 有効

自動感度ブーストにより、車両の検出感度を最大に引き上げ、ループ上に車両全体が存在する間、このレベルで維持されます。車両がループを離れ、検出が失われると、感度は事前に選択されたレベルに戻ります。

3.4 プレゼンス時間

プレゼンス時間は、永続的なプレゼンスまたは制限されたプレゼンスに設定できます。永久的な存在モードでは、検出器はループ上に存在する車両がある間、すべての環境変化を継続的に補償します。限られたプレゼンスモードでは、検出器が検出されたままになる限られた時間があります。この時間は、車両が引き起こしたインダクタンスの変化に依存しています。プレゼンス モードはスイッチ 8 で設定され、次のように設定されます。

SW8

オフ - 限定プレゼンス

オン - 永続的なプレゼンス

3.5 リセットスイッチ

検出器は、電源が適用されると、最初の取り付け時でも、電源装置の破損後でも、接続された誘導ループに自動的に調整されます。周波数スイッチの選択の変更後、またはあるインストールから別のインストールにディテクタを移動した後に必要となる場合、検出器を再調整する必要がある場合、RESETスイッチの瞬間的な動作は、自動チューニングサイクルに開始されます。

3.6 内部リンクの選択

デュアルチャネル車両ループ検出器は、検出器の出力リレー構成を変更するために使用されるPD230の内側に位置する3つのリンク位置です。不正なオペレータによる選択による誤った操作を避けるために、リンクはユニット内に配置されています。

4. フロントパネルインジケータ

デュアルチャネル車両ループ検出器がチューニングされている間、チャネルLEDは検出器の「モード」ステータスを示します。

i) 存在またはパルスモードで動作しているチャネル出力は、システムが調整されるとオンになり、消火します。

ii) ABロジックモードを選択すると、チャンネルLEDが遅く点滅し、システムが調整されると消灯します。

ループ障害が存在する場合、チャネルLEDがオンになり、障害を示すフラッシュが発生します。障害が自己治癒である場合、検出器は動作し続けます。

チャネル LED は、誘導ループを通過する車両が検出されるたびにも点灯します。

ユニットの上部にある電源LEDはオンのままで、ユニットの電源が入っていることを示します。

5. インストールガイド

検出器モジュールの最適な機能は、それに接続された誘導センサループに関連する要因に大きく依存します。これらの要因には、材料の選択、ループ構成、および正しいインストール方法が含まれます。成功した誘導ループ車両の検出システムは、次の制約を念頭に置いて達成することができ、厳密にインストール手順に従います。検出器は、ループにできるだけ近い便利な耐候性の場所に設置する必要があります。

5.1 運用上の制約

クロストーク

2つのループ構成が近接している場合、一方の磁場が重なり合い、他方の磁場を乱す可能性があります。クロストークと呼ばれるこの現象は、誤検出や検出器のロックアップを引き起こす可能性があります。

異なる検出器モジュールから動作する隣接ループ間のクロストークは、次の方法で排除できます。

1.動作周波数の慎重な選択。2つのループが近いほど、動作の周波数が離れている必要があります。

2. 隣接するループ間の分離。可能な場合、ループ間の最小間隔は2メートルに接着する必要があります。

3. 他の電気ケーブルと一緒に配線されている場合は、フィーダーケーブルを注意深くスクリーニングします。画面は検出器の端にのみ接地する必要があります。

補強

路面の下に補強された鋼鉄の存在はループの検出システムのインダクタンス、したがって感受性を減らす効果がある。したがって、補強が存在する場合は、セクション 5.3 で参照されるように、通常のループに 2 ターンを追加する必要があります。ループとケーブルとスチール補強の間の理想的な最小間隔は150mmですが、これは必ずしも実際には可能ではありません。スロット深度は、シール化合物が塗布された後もフィーダーが露出したままであるように注意し、できるだけ浅く保つ必要があります。

5.2 ループおよびフィーダー仕様

ループおよびフィーダーは、断熱銅導体の単一の非結合長を構成し、最低評価15Aを有することが望ましい。

ループまたはフィーダーのジョイントは推奨されません。これが不可能な場合、関節ははんだ付けされ、防水接合箱で終端されます。これは、信頼性の高い検出器の性能のために非常に重要です。

5.3 センシングループジオメトリ

センシングループは、サイト条件が禁止されていない限り、長方形の形状にする必要があり、通常、交通移動の方向に対して直角に最も長い辺を設置する必要があります。これらの側面は理想的には1メートル離れているはずです。ループの長さは、監視対象の道路の幅によって決まります。ループは、道路の各エッジの300mm以内に達する必要があります。

一般に、10メートルを超える円周測定を有するループは、2ターンのワイヤを使用して設置する必要があり、円周で10メートル未満のループは3ターン以上を有するべきである。6メートル未満の円周測定を有するループは4つのターンを有する必要があります。設置時には、3ターンと4ターンの巻きワインドを交互に隣接するループを構築することをお勧めします。

5.4 ループインストール

すべての恒久的なループのインストールは、石積みの切断ディスクまたは同様の工夫でスロットを切断することによって、道路にインストールする必要があります。45°クロスカットは、直角コーナーでループに発生する可能性のある損傷の可能性を低減するために、ループコーナーを横切って行う必要があります。

公称スロット幅:4mm

公称スロットの深さ:30mmから50mm

スロットは、フィーダを収容するためにループの一角のループ円周から道路の端までカットする必要があります。

連続ループとフィーダーは、ループスロットにケーブルを挿入する前に、検出器に到達するのに十分な長さテールを残すことによって得られます。必要な数のワイヤがループ周周りのスロットに巻き付けらなくなると、ワイヤはフィーダースロットを介して車道の端に再びルーティングされます。

同様の長さは検出器に到達することができ、これら2つのフリーエンドは互いに近接して維持されるように一緒にねじれています。(1メートルあたり最低20ターン)推奨フィーダーの最大長は100メートルです。フィーダー長が長くなるほどループ感度が低下するので、フィーダーケーブルはできるだけ短くしておくべきです。

ループは、道路表面とブレンドするために「クイックセット」ブラックエポキシ化合物またはホットビチューメンマスチックを使用して密封されています。

6. 設定

6.1 PD-231検出器コネクタ

暗証番号

1 ライブ 120V AC 入力

2 ニュートラル±15% 50/60 Hz

3 チャンネル 2 共通

4 使用しない

5 チャンネル 1 共通

6 チャンネル 1 N/O

7 チャンネル 1 ループ ツイスト

8 チャンネル 1 ループこのペア

9 チャンネル 2 ループ ツイスト

10 チャンネル 2 ループ このペア

11 チャンネル 2 N/O

6.2 PD-232検出器コネクタ

暗証番号

1 ライブ 230V AC 入力

2 ニュートラル±15% 50/60 Hz

3 チャンネル 2 共通

4 使用しない

5 チャンネル 1 共通

6 チャンネル 1 N/O

7 チャンネル 1 ループ ツイスト

8 チャンネル 1 ループこのペア

9 チャンネル 2 ループ ツイスト

10 チャンネル 2 ループ このペア

11 チャンネル 2 N/O

6.3 PD-234検出器コネクタ

暗証番号

1 ライブ 12-24V 入力

2 ニュートラルAC/DC

3 チャンネル 2 共通

4 使用しない

5 チャンネル 1 共通

6 チャンネル 1 N/O

7 チャンネル 1 ループ ツイスト

8 チャンネル 1 ループこのペア

9 チャンネル 2 ループ ツイスト

10 チャンネル 2 ループ このペア

11 チャンネル 2 N/O

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